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hamo photograph
ハモフォトグラフ

バースフォトのすすめ
自分がうまれた日のお話、
きいたことありますか –––– ?
小さなお子様から大人まで、自分の誕生の物語はとても魅力的です。
もしまだ聞いたことがないなら、ぜひ聞いてみてはいかがでしょう。
hamo photographのバースフォトでは、
撮影したバースフォトを一冊のアルバムにしています。
将来、まだ見ぬ我が子やご家族と一緒にそのアルバムを囲みながら、
「あなたはこうやってうまれてきたんだよ」と
あたたかい団欒の時間がうまれることを願っています。
反抗期になったそのお子様が再びそのお写真を見たとき、
どんなことを思うのでしょうか。
バースフォトは、その子の成長を共に見守るものであり、
ママにとっても寄り添える存在でありたいと考えています。

わたしがバースフォトを広めていきたいと強く感じたのは、
とある経産婦さんのバースフォト撮影を行った後のことです。
それまでも、助産師として働く中で
「感動的なシーンを残せたら素敵だな」と
いくつかの撮影を行ってきました。
その経産婦さんは、赤ちゃんの頭の回り方が迷子になり、
なかなかお産が進まず、陣痛が続く中で一晩を越え、
いよいよ帝王切開の同意書にサインをし、最後の陣痛促進剤に掛け
ようやく吸引分娩でご出産されました。
出産直後は達成感に満ちた素晴らしい表情をされていましたが、
産後の身体へのダメージは大きく、
お写真の納品の頃には「出産がトラウマで見るのが怖いです」と
正直に伝えてくださいました。
数ヶ月後、そのママからメッセージが届きました。
「見れば見るほど涙が止まりません。
しんどかったことが昨日のことのように蘇ってきますが
産まれてきてくれてありがとうっていう想いの方が大きくて
何度も見返して泣いてしまいます。そして
隣でひとまわり大きくなった〇〇が寝てるのを見て
幸せを感じています。(一部抜粋)」と...

実際、85%の母親が出産体験について
思い起こせない事象があり、それがわだかまりの要因になり
産後うつやトラウマ、心的外傷後ストレス障害(PTSD)による
メンタル不調を来す可能性があると報告されています。
また出産後に心的外傷後ストレス障害(PTSD)のリスクが高い母親は8.4%、とされています。
これだけ出産体験は、産後の心理的健康に
肯定的もしくは否定的な影響をもたらします。
バースフォトは、ママやうまれたベビちゃん、ご家族にとって
永続的にプラスになることはそれまでの撮影でも確信しています。
特に、否定的な辛い体験となった方にも、
バースフォトを通じてその体験を改めて想起し、
事実としては変わらないけれど、
頑張った自分もぎゅっと受容してあげて、
感情を言語化するバースレビューのお手伝いができれば
出産体験の受容ができる、素晴らしいことだと認識しています。

バースフォトが家族の絆をより深め、
アルバムを開く度に、愛ある時間となりますように。
助産師フォトグラファー たかしま あすか
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